鮮度の落ちた話になるが、The Saboteurの中に、こんなミッションがでてきた。
~Fahrenheit Four Fifty~
直訳すると、~華氏450度~
なんのことやらサッパリだ。
そこで、翻訳する際に、グーグル先生に聞いてみた。
そしたらヒットしたのがコレ。
『Fahrenheit 451』
どこからどう見ても華氏451度だけど、多分コレにインスパイアされたんだろう。
ミッションの内容は、
凱旋門の下で焚書が行われている→その監督官にeternal silenceを送ってほしい
、というもの。
本の内容は、
舞台は近未来、焚書が頻繁に行われていた。
→主人公は焚書官なる役職である。
→ある日、色々あって、主人公は本が好きになる。
→反抗
→てんやわんや
→そして主人公は###ネタバレ###になった。
伝説になったり、星になったり、ましてや、賢者になったわけではないので注意。
この華氏451度とは何をさすかというと、紙の発火点である。
ファーレンハイト度は普段、日本人なら馴染みがない数値だ。
セルシウス度(摂氏)との関係は以下の通り。
℃=(°F-32)*5/9
ややこしい数字に感じるが、英米ではよく用いられるらしい。
紙の発火点に関していえば、
451°F≒233℃
2002年か、もしくはその辺で、『華氏911』という映画があった。
キャッチフレーズは"華氏911、それは自由が燃え上がる温度"
言わずもがな、『Fahrenheit 451』からもじったタイトルであろう。
それに対し、『華氏451』の原作者である、Ray Bradburyは文句を言っているようだ。
個人的には、「パクリ」とか「盗作」とかいう言葉には疑問を覚える。
長い歴史の中で、どうしても同じようなものができるのは当然であるし、
また、音楽に関しても、「人間が心地良いと感じるコード」が存在する、というのは有名だ。
必然、名作とは得てして似たり寄ったりなのである。
それを人は「王道を辿った作品」と呼んだりするわけだ。
それはさておき、ファーレンハイト451は映画化もなされている。
「本を読むのが面倒だ」と言う人はコチラを見た方がいい、とはちょっと言えない。
というのも、この映画、なかなかに酷い出来なのである。
古いから画質が粗く、技術も進んでいない、とかそういう問題ではない。
古いSF映画にありがちなのだが、登場人物が物凄く演技くさい。
"Soylent green is People!!!"
古い映画だけど、ソイレントグリーンは楽しめた。
そんなことはどうでもいいか。
何はともあれ、『華氏451』だった。
Amazon.co.jpなどで、原本である『Fahrenheit 451』のペーパーバックが売られている。
興味があるなら買ってみるといいだろう。
[0回]
PR